ヴァルハラ・ライジングのFilmarksのページ 作品情報・レビューなどご参考に♪ ※ネタバレ注意。 (初視聴:2022/6/28 感想:2022/6/28) アクションが格好いいと書いてあって期待して観ました。 ですが想像以上に自然がすごく良くて、これはぜひブルーレイ版が欲しくなりました。 逆にアクション自体はそんなに印象に残る場面は無かったです。 (リアリティを出すために、格好良く見える派手な振付けをあえてされなかったのかなと思った) セリフが少ないとの事で心配してたけど、これはセリフが少なくないといけない作品だった。 “神”がテーマなので“神の存在を感じられるように”人間がぺちゃくちゃしゃべったり、状況説明がされては台無しだ。 少年とワン・アイは見つめ合って会話ができる。 この少年は、言葉など無くても相手の意思を理解する力があるのかもしれない。 それともワン・アイが、言葉を発せずとも伝えられる力があるのかもしれない。 少年を守り続けるワン・アイ。 作中でも言われているとおり、少年が“神”なのだろうか。 でもやはり、ワン・アイが道を導いているのだから、ワン・アイが神なのだろう。 少年がワン・アイの体に模様を施し、食事を与え、名前を与え、言葉を代わりに発した。 ワン・アイは海の向こう側の地獄から来たと言い、予知能力を持つ。 故郷に帰りたい少年とワン・アイ。 「果てしない戦いは英雄よりも放浪者を生む だがエルサレムへ行けば生死にかかわらず罪から解かれる 愛する者とも再会できる 我々は肉体を超越できる 復讐心も手放すのだ 己の魂の中に本当の痛みがある 」(訳:益江貴子) そう諭され、エルサレムに向かうキリスト教徒のヴァイキング(?)と共に進む事になるが、 二人にとってエルサレムは重要では無かっただろう。 ただ故郷に帰りたかったのだろうし、愛する者と再会したかったのかもしれない。 山の頂に登り、青空だけの背景に陽の光を浴びて逆光になるワン・アイ。 唯一の片目から光を放つ姿はただただ神々しい。 ワン・アイに着いてきて、これからどうなるのかと問いかける人間。一人は頂でそのまま空に旅立つ。 昔観た“大草原の小さな家”のローラが確か“神”により近づくために、山頂に登った話がありましたが、それを思い出した。 最後、ワン・アイが先住民の群れの真ん中に行き、何の抵抗もせずに殺された時、 この第6章は-犠牲-だったなと思い出し、 ワン・アイが “少年を守るために自分が犠牲になったんだ” と気づいた瞬間、鳥肌がたった。 ワン・アイは海の向こう側の自分の故郷に帰る事はできなかった。 守られた少年は、どこにあるかもわからない故郷に無事に帰ることができたのだろうか? マッツが目で少年に語りかける場面と、石を必死で積み上げるシーンが特に好きだな。 水の音、風の音、土を踏む音、草木をかき分ける音、色んな自然の音が楽しめた。 私たちは目で見て、言葉を聞いて、判断する。それが確かだと信じる。 でもそこから得られる事は、確かなようで、霧のように実体の無いものなのかもしれない。 “神” も “故郷” も自分が感じるもので、実体は無いのかもしれない。 そんな風に感じました。 私は宗教も神話もヴァイキングの知識も無いので、 「あれがああで、これはあれだな」みたいな楽しみ方はできなかったけど、想像以上に楽しめたし面白かったです! 次はぜひブルーレイの美しい映像で楽しみたいです。